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日本のファッションと海外のファッションの違い

執筆者の写真: 樋口千紗樋口千紗

はじめに


私は日本が大好きで、海外に行くたびに日本の良さをつくづく実感します。




人も、おもてなしも、環境も、サービスも、衛生面も、治安面も…長所を挙げだすとキリがありません。




そのくらい、日本には他国にない魅力がたくさんあり、もはや"another planet”とすら感じます。




一方で、日本には独自のコンサバティブな文化が根付いているため、ミスコン文化がなかなか広まりにくい国でもあります。




なぜ日本にミスコン文化が根付きにくいか?はこちらの記事をご確認ください。


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ファストファッションから分かる海外と日本の違い



日本のコンサバティブな面は、主にファッション業界にも現れています。




皆さん「ZARA」や「H&M」「Forever21(現在日本からは撤退)」「TOPSHOP(現在日本からは撤退)」などのファストファッションをご存知ですよね!

私は海外によく行くので、海外でもこれらのファストファッションのショップへ行く機会が多いのですが、そこであることに気づいたのです。




それは、同じブランドでも、国によっておいてある服が違うということ。

ブランドは一緒なのに、国によって手に入る服と、手に入らない服があるのです。




例えば、日本では、色使いの派手な服や、露出の多い服、体のラインがはっきり出るような服がなかなか手に入りません。

なぜなら、日本でそのような服を着る女性は少数派だからです。




文化の違いがファッションの違いを生む


また、日本は「パーティー文化」ではないため、ドレスアップをする習慣がないのも理由に挙げられます。



一方、海外ではパーティー文化が根付いているため、友人を招いてのナイトパーティーやホームパーティなど、華やかな場は日常茶飯事。

女性たちもとびっきりのおしゃれをして出かけます。




パーティーによるドレスの需要が多いため、海外では様々なデザインのドレスが豊富に取り揃えられているのです。

これは何を意味するかというと、その国の文化やファッション的嗜好、国民性が顕著に表れているということなのです。




つまり日本で言うと、ブランド側はパーティー文化でない日本に、わざわざ買い手の少ない華やかなドレスを取り入れようとはしません。

日本でウケそうな服しか取り扱わない、というわけです。




しかし、この被害を被っているのは誰だと思いますか?

そう、それが実は日本のコンテストの女性たちなのです。




日本には華やかなドレスや、デザイン性のすぐれたドレスが他国に比べて圧倒的に少ないため、コンテスタントたちのドレス選びがとても大変なのです。

ピアスも大ぶりのものが少なく、小ぶりものが多いのも日本の特徴です。




コンテストで求められるファッション


私もコンテスタント現役だった頃は、衣装調達にかなり苦戦しました。

これは、世界大会出場経験者ならよくご存知のことでしょう。




なぜなら、世界大会では莫大な量のドレスが必要だからです。

大会期間である3週間のほとんどを、ばっちりメイクで、華やかなドレスやワンピースにヒールで生活をします。




1日たりとも同じ服を着ることはできませんし、1日平均2度の衣装チェンジ、更に多い時には3度の衣装チェンジがあります。

最低でも40〜50着のドレスに、何足ものヒールを持っていくコンテスタントがほとんどです。




しかも、世界大会で着るドレスやワンピースは、自分に似合っていて、華のあるものでなければなりません。




しかし、日本のショップを見渡してもコンテスタントに求められる、華やかなデザイン性の優れたドレスはなかなかありません。

あっても、ブラックやネイビー、ベージュ、グレーといった控えめなカラーが多いですね。




もし、コンテスタント全員が真っ黒で、地味な服着ていたらどう思いますか?

とても残念ですよね。




一概に黒のドレスがダメだというわけではありませんが(デザイン性のあるドレスであればOK)、地味なドレスや、センスのないもの、女性らしさを表現できていないもの、自分のボディラインに合っていないもの、個性が表現できてない服は、コンテスタントとしてふさわしくないためNGです。

華やかで女性らしく、自分の個性や長所を表現できるドレス選びが必須なのです。



魅せるファッションとは


海外のファッションストアには、日本では列ばないような色使いのドレス、適度に露出があるもの、女性らしい体のラインがでる服が多く揃っています。




海外の女性は「女性であること」を存分に楽しみ、女性としての人生を全うしている人が多いからなのでしょう。




もちろん、むやみやたらに出せば(露出すれば)いい、という話ではないですが、あえて隠す必要もないということ。

体を隠す理由には主に2つあります。




一つ目は、自分の体や体型に自信がない。

二つ目は、周りにどう思われるかを気にしている。




よくあるのは、一つ目の「自分の体や体型に自信がない」ということ。

これは女性として一番「残念」で「勿体無い」と思うのです。




鍛えあげられた健康的な身体で、その時の自分に一番似合う服を着るというのは、この上ない「女性としての喜び」です。

自分の体に自信があり、女性らしいファッションを存分に楽しみたいのであれば、周りの目を気にすることもありません。




これまで多くの国を訪れ、各国の美女が集まる世界大会にも3度出場しましたが、個人的に「とにかく美女が多い」と思ったのはヨーロッパと南米。

彼らに共通しているのはファッションセンスの良さと、身体のラインの魅せ方、自分の長所の魅せ方をわかっているという点。




世界大会中にも、プールへ撮影に行けばセンスに優れたビキニを着るミスばかり。

アクティビティの観光でもヘソ出しファッションや、ショートデニム×ボディラインのでるノースリーブトップス or ベアトップを合わせたスタイル。




さらに、お年頃な私たちは恋愛話でも盛り上がります。

彼女たちとの恋愛話をよくよく聞くと、彼らの国の恋愛はかなり自由で、人種を超えた恋も少なくないとのこと。




私のルームメイトも世界大会期間中は毎日彼氏とビデオチャットをして、彼に「今日は世界大会でこのドレスを着るの」と、自分のドレス姿を彼氏に見せていました。




そして彼氏から「今日も君はセクシーで魅力的だね」と言われ、喜んでいる彼女を何度もみたことがありました。

つまり、彼らは「女性である」ことを常に意識し、女性らしさを「強調」し、それを楽しんでいたのです。




私はそのような彼らの「生き方」や「女性としてのあり方」にとても深く共感しました。

また、彼女たちは、いつなんどきパーティーのお誘いがあっても、いつなんどきドレスを着るようなことがあっても大丈夫なように日々ワークアウトを欠かしません。




常に魅せる身体を維持し続けています。

だらしない身体はだらしないファッションで隠そうとし、だらしないファッションは、だらしない身体をつくり上げ、助長します。





彼女たちはこのことをよく分かっているため、自分が女性であることを忘れないよう日々魅せる身体をつくり、鍛えていたのです。

これが女性であり続けることの「意識」です。




コンプレックスや自信のなさからくる「隠すファッション」ではなく、是非「魅せるファッション」を学んでくださいね!




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