はじめに
この仕事をしていると、ミスコンテストに出場した色んな女性から女性からDMで相談を受けることがあります。
「こんなにも努力したのに自分の求める結果が出なかった。私の何が悪かったのか」と。
コンテストの世界ですから、1位は1人だけ。
基準となる合格点を満たせばいい受験とは違い、1位以外は全員「敗者」となるシビアな世界です。
悔しい気持ちは痛いほど分かります。
なぜなら、たったあの1日、いやステージ上の自分だけの時間なんてもはや数分・数秒ですが、それだけのために何カ月も何年もの時間と労力を投資したのですから。
日々ハードなトレーニングをして身体づくりをした方もいるでしょう。
自分の内面と向き合い続けた方もいるでしょう。
食事から徹底的に見直し、生活習慣を劇的に変えた方もいるでしょう。
スピーチの練習に明け暮れた方もいるでしょう。
彼女たちの努力は、本当に素晴らしいものです。
あれだけ努力をしたのに自分の求めている結果が出なければ、「虚しいし」「悔しいし」「なぜ?何がだめだったの?」という疑問が出て当然です。
あまりにもショックが大きいと、現実を受け入れられず、半年、一年と引きずる女性もいます。
今日は、そんな「努力」と「結果」の関係についてご紹介します。
努力が足りなかった
結果が出ない原因の一つに、自分では頑張ったつもりでも、まだまだ「努力が足りていない」というパターンがあります。
なぜなら、コンテストに出場している人は多かれ少なかれ、みんな努力をしているからです。
努力をすることが当たり前の業界ですので、その中で人よりも努力しなければ結果が出ないのは当然のことです。
人並みの努力で1位を獲れるのであれば、みんな苦労はしませんね。
もう一度、自分の胸に手を当てて「目標設定が甘くなかったか」「手抜きはしなかったのか」「本当にやりきったのか」「周りよりもずば抜けて努力したのか」「これ以上もう何もできないレベルまでやったのか」を問い直しましょう。
努力した気になっている
結果が出ない2つ目の原因に、努力はしていても、その努力の方法を間違えている人もいます。
間違いに気づかず、間違った方法を一生懸命やってしまうパターンですね。
受験勉強でもよくある話です。
いくら努力しても、出題される傾向や範囲を知らずに、闇雲に勉強したところで結果が出なくて当然ですね。
努力するにしても、まず、その努力の矛先が合っているのか、努力の仕方が間違っていないかが判断できなければなりません。
また、この場合も前述と同じく「努力した気になってしまう」要因ですね。
この失敗を防ぐ方法はただ一つ。
その道のプロに徹底的に教わることです。
必ず、どの業界にも先人と呼ばれる人がいます。
その業界に精通する人、その業界で経験を積んでいる人、その業界で偉業を成し遂げた人、その業界をよくわかっている人など、必ずその分野の専門の人がいます。
その人に、徹底的にノウハウを学ぶようにしましょう。
舞台は他に用意されている
一生懸命頑張ったし、努力の方法も間違ってなかった!という完全な不可抗力によって結果が出なかった場合、私はそんな方たちに一言だけ言いたい。
「あなたの舞台はまた別に用意されているから大丈夫」と。
私もミス・スプラナショナル・ジャパンに大阪代表として出場した際、自分の思っていた結果が出なくてとても悔しい思いをしました。
毎日身体づくりに水泳と筋トレをして、ウォーキングも毎日練習しました。
自分がどうすれば舞台で目を惹きつけられるか、ポージングやパフォーマンスも毎日研究しましたし、スピーチ練習もたくさんし、自分と向き合い続けました。
正直、今までのコンテストで一番頑張った自信もありました。
しかし、結果は出ませんでした。
一生懸命努力をしたからといって、自分の期待した結果が得られるわけではありません。
もちろんその努力が無駄だったとは思いませんが、必ず「努力=期待する結果」ではないのです。
そんな時にミスコンの友達に言われたのが、「あなたの舞台はここではなかっただけ。また別に舞台が用意されているから大丈夫。」と言われたのです。
では、その私の舞台って何なんだろう?と。
正直、ミス・スプラナショナル・ジャパンで全力を出し切ったので、抜け殻状態だった私はミスコンを引退しようかとも考えていました。
ただ、結果に納得がいっていなかっただけに悶々としていたのは確かです。
そんな時に大会が終わった翌月、香港の知り合いに「ミス・レジャー・ワールド」という中国で開催される世界大会に出場しないか、とスカウトを受けたのです。
その時思い出したのです。
もしかすると、あの時言われた自分の舞台はここかもしれないと。
ミス・レジャー・ワールドの世界大会ではグランプリには届きませんでしたが、人生初のアワードのダブル受賞を果たすことができました。
やっぱりあの言葉は本当だったんだ、と思いました。
自分の舞台はちゃんと他にも用意されていたのです。
一生懸命取り組んでいたら、チャンスは必ず巡ってきます。
意味付け次第で結果は変わる
前述の通り、コンテストで負けた時を点で見れば私は単なる敗者です。
しかし、線で見た時には、チャンスを掴んだり、レベルアップができたり、ダブル受賞を果たせたりと、ポジティブな結果も生んでいます。
これは何もミスコンだけではありません。
仕事でも、恋愛でも、人間関係でも、人生の全てがそうです。
今ある現実は、結果であり、事実です。
しかし、その結果に対する善悪を付けている(ジャッジしている)のは自分です。
起きた出来事に対する意味づけは自分次第でどうにでも変えられるのです。
単なる「失敗」なのか、「成功へのステップ」だったのか。
日常でもよくあります。
例えば、ディズニーランドへ行く日に雨が降って「せっかくディズニーランドに行くのに雨なんて最悪!」と思うか、「雨だから人が少なくて並ばずに済むからラッキー」と思うかの違いです。
同じ事実ですが、どちらの思考が幸福度が高いかは分かりますね。
事実(起きた出来事)は一つしかありませんが、真実(自分の意味付け)はたくさんあります。
「思考は現実化する」という言葉があります。
まさに自分の意味づけ次第で、その理由付けはその通りに現実化するのです。
これまでに、人生の中自分に起きた辛い出来事を思い出してみてください。
後から見れば「なるべくしてなった」「必要な経験だった」と思えることも多いのではないでしょうか?
当時は受け入れられなかったような酷い出来事でも、今となっては「それで良かった」と思えるものです。
「人生、常に最善のことが起きている」と受け取ることができれば最強です。
おわりに
いかがでしたか?
コンテストだけでなく、人生において努力したけど結果が出なかった経験は一度や二度は誰しもあるものです。
しかし、全ての出来事には意味があります。
それは、あなたの成功のために必要だった出来事であり、あなたには他の舞台が用意されていることの証明でもあるのです。
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